2010/01/08

数百円のジーンズに思う「ものづくり」の行き着く先。

数百円のジーンズ」...
それは企業の営業努力かもしれないから全否定は出来ないことは大前提として。


ある尊敬するクリエーターさんのBlogを読んでいて出てきた内容だった。


ジーンズが数百円で売られることは当たり前のことではない。
消費者にだって、その数百円の価格を実現することの無茶が想像できる。
その無茶の先には明るい未来が待っていないこともうすうす感じている。
(中略)
思いめぐらしていくと美意識とか形式美というものはそこに当たり前のようにあったものが
いつの間にか姿を変えて、場合によっては存在すら危うくなっている気がしてならない。
(中略)
当たり前じゃない安物のジーンズには何の未来も見当たらない…


まさにその通りだと思う。
こと「ものづくり」が作り手の思いを置き去りにして「安い」だけを価値として走らないでもらいたい。
それは必ず身を削って、血を流す思いで作り出した結果なのだから。


そのブログは最後にこう綴られて締められていた。
追伸:こんなご時世にあえて渋谷のど真ん中に路面店を出店するリーバイスの心意気。あっぱれだと思う。安さを売りにする日本のブランドは、このアメリカのブランドに「心意気」を見習って欲しいと思う。安売りを増長するプロモーション活動にはデザイナーとして加担したくはない。と心に誓う。






「いいものは値段が高い」…僕もそうありたいと思う。
だから…努力をしよう。