2011/02/02

今やれることをやらない後悔。

 12年前ほど前、近所のBARでバイトする大学生だった"僕ら"を毎夜毎夜かわいがってくれていたマスターの店の26周年に顔を出しに行ってきた。今年で最後の周年になると聞かされていたこともあり、スケジュールを調整し、お店を訪れることにした。

 九州生まれの不器用なマスターを慕い集まるお客さんと、26周年を祝ういい時間を過ごせた。スケジュールを調整してでも訪ねて本当によかったと思う。少し無理をした贈り物は感謝の気持ちと目をかけてかわいがってくれたマスターに対して成長を見せたい子供ごころと自己満足から…

 仕事にしてもプライベートにしても「今やれることをやらない後悔」をするのが嫌で、もう二度とないこのタイミングをちゃんと生きたかった。

 各々に当然生活や仕事があり予定がある。そんなことは当然分かっていることなのだけどあの当時いっしょに時間を過ごした僕の後輩は来なかった…。いい大人が少し先の予定ぐらい分かるだろうとも思うし、来たくないなら行きます的な思わせぶりな発言はしなければいいと思うし、何よりも本人にとってこういうタイミングを大切にしないということがそれでいいのかな?と悲しくもある。

 「みんながお前じゃない」と事あるごとに最近注意されることが多いが、自分の友人だったり後輩だったり先輩だったりするからこそ言いたくなる。

 「東京で彼もいっしょに飲める機会を作ってよ」帰り際にマスターに言われた言葉だった。そこまで大人になれるかな…?

 だいぶ酔ったこともあってか?お店からの帰り道、楽しく過ごした店の中では考えないでいた「大好きだった場所無くなる」ことが急に悲しくなって泣きながら帰った。だだ、今日は全力でやれることはやったので後悔はない。