2011/02/08

サルわかAEVol.005/「コンポジッター」というもの

 「After Effects使い」と名乗っているがその中でも自分は「コンポジッター」という分野の人間だと思う。After Effectsという僕らの最強の武器を手に仕事をしている人は多数いる。アニメーション、モーショングラフィックス、合成…等々。その用途も様々。

 CMのポスプロ上がりということもあってかどの分野が得意か?お前は何者なのか?と聞かれれば「コンポジッター」というかと思う。

 ひょんなきっかけで頼まれた案件で、映画のワンシーンでのバレ消し、合成をしてくれとの相談。


【元素材止め】→【バレ消し】→【カラコレ】→【コンポジット】

 建物の張り紙、標識等のバレ消しをしてカラコレ、雨・ガス等の合成。まあ、実際最終的には使われるか分かりませんが、やり始めちゃうと面白くてとまらない。After Effectsという魔法の杖を使って目の前にある「画」に命を吹き込む感じがたまらない。

 あー考えるとデジタルエッグでの日々は過酷だったけど楽しかったなー。そして今を生きるために大切な時間だったな。

 今回のような案件の作業ではまず「画」をスタビライザーで止める、今回は「位置」と「回転」だけ。そこに1枚画像で書き出したPSDデータを移植したり、書き込んだりして消しては足らないところを足す作業を繰り返す。

 カラコレは年末に買った「Magic Bullet Looks」を使ってみた。いい感じだ。最後に雨を降らせてガス足して完成。やっぱAfter Effectsはすげぇ!

 デジタルエッグでは毎日こんな仕事に追われていた。フリーになってからはもう少し大雑把な仕事が多いので久々にこういうの来ると腕が鳴る。


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