この日一番の盛り上がりは82分にJリーグ選抜の得点シーンの後だった。44歳で未だ現役を続ける横浜FCのカズが闘莉王がせったボールに反応し、DF森脇良太をぶち抜いてゴールした。圧巻のゴールと約束どおりのカズダンス。
「被災地に届いたと思う」カズのインタビューの時の言葉たった。
僕がこの日一番印象的だったのは試合後のNEWS ZEROでの北澤豪氏の言葉だった。
「開催が決まってからのカズさんの言葉を聞いていたが、カズさんは『がんばろう』と言う言葉を使わなかった」
「スポーツで被災地に勇気を与える」をのことをカズというサッカー選手は言葉ではなくゴールという行動で伝えたのだ。
twitterやブログなど情報発信が簡単になって情報が、言葉が独り歩きする時代に「行動」で回答を出した。自分自身を反省もするし、考えさせれれもする。「行動に勝る回答は無い」これがテーマだったじゃないかと・・・
当然遠藤のFKや岡崎の成長は素晴しかったし、他の海外で活躍するプレーヤーやJリーガーの言葉にも力はあったと思うが、このカズの「行動」は「被災地に勇気を与える」だけでなく日本でサッカーをするJリーガーすべてを救ったのではないだろうか?電力不足、進まない被災地の復興とプロスポーツがどう開催し、運営していくかを問われるこの時期に、誰もがどんな状況でも「サッカーを見たい」とすべてを許させるそんなゴールだったと思う。
「行動に勝る回答は無い」
追記:試合4日前の日経新聞のコラム「生きるための明るさを 三浦知良・サッカー人として 」→こちら
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