2011/12/06

大学と仕事の微妙な関係と相乗効果。

「Tokina AT-X 116 PRO DX」というレンズを買おうか迷っている。
仕事で撮影が室内の撮影があるので広角で撮れるワイドレンズが必要で気になり始めたのだが、迷っている。




レンタルで似たようなレンズを借りれば済むか・・・?という打算的な考えもありながら、
買うにしても、買わないにしてもなぜ「決断」しないのか?というのがちょっとここのところ自分の中で不思議に思うことだった。



先日、納品した映像を作るときも撮影時のレンズをどうするか考え、レンズを購入している。


まあ、金額的なところもあるけれどピンときて即決で購入した。
お陰で撮影はめちゃめちゃ上手くいったし、気に入ってそれからもこのレンズは重宝している。

大学に通っていて、膨大な量のスケッチを描く課題で足踏みしている。


「人物」「物」「動物・植物」「風景」を各25枚づつ描くのだが、「物」と「人物」が結構先行していて「風景」がかなり遅れている。


【先日行った宮崎の河口】

 
【左:セミナーで話を聞いた箭内氏 右:新しいカメラGoPro】

なんとなく、大学行き始めて画を描くということに対してのコンプレックスみたいなものはなくなってきてそれなりに描けるようにはなってきたが、
「風景画」は相変わらず苦手だ。。。思うように描けなくて描いてて楽しくないのだ。。。

宮崎で見た海と空はきれいで、河口に掛かる橋の上から見た水平線の上の雲は美しかった。
「雲」が描きたくて描きはじめたのに「雲」上手く描けないのだ・・・いや、これでも結構描けるようになったほうだとは思う。

とくらべると「人物」「物」は結構手馴れたもんで色塗らなければ結構描くのも楽しい。

今日、運転しながら富士山に掛かる「雲」を見て、
ふと、何で「雲」が上手く描けないんだろう?って考えてみた。。。で、ひとつの結論に至った。

実はこのふたつの問題は同じことなんだということ。

オレは「50mm超のやや望遠気味レンズで撮る画」が好きなんだと思う。
「人物」ならバストショットのインタビュー風、「物」ならよって撮った感じ。
たぶん、人を見たり、物を見たりするときに本当にこういう風に見えていてフォーカスが合うと背景がぼやけて見えて気にならなくなっているのだと思う。
普段からこの50mm位で「どういい感じに見えるか?」ばっかりが気になってアタマにあるのだと思う。

逆に、11mmとか16mmっていう「パンフォーカスの広角の画」が苦手なのかな?と思う。
画面全体にフォーカスが合っている時にざっくりと輪郭は捉えられても細かく全体にピントが合わないので「雲」ばっかりが気になって他がどんな風になっているのかがわからなくて描けないのじゃないだろうか?

「風景」を描く時は風景を見る目で見なきゃダメなのだろうなきっと。
50mmの目で見た風景を20mm前後で撮った写真を見ては描けないんだな。

このまま苦手でもしょうがないので、ちょっと意識していこう。
苦手は克服してきたじゃないか!

と、いうわけで「Tokina AT-X 116 PRO DX」注文した。

大学通いはじめて、「つくる映像」にいい影響が出ているのがわかる。

「映像をつくれる」というだけもで楽しかったのが
「いい映像をつくりたい」という欲求がひとランク上がった気がする。

もっと、楽しく「ものづくり」して仕事に活かしたい。

来年は「Tokina AT-X 116 PRO DX」も使った企画をひとつやりたいと思っている。
長ーい自分への言い訳だった。