はじめて「東京都写真美術館」に足を運びました。
大学のクラスメイトの方に勧められた展示に興味が湧いたからです。
「自然の鉛筆 THE PENCIL OF NATURE」技法と表現
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1595.html
ダゲレオタイプとカロタイプに始まった近代写真術、
その写真の歴史を技法側からアプローチした展示でした。
結論から言えば、めちゃめちゃ面白かったです。
カロタイプにはじまりネガポジ法の進化の過程を追った1部。
1839年の発明以降カロタイプよりも人気を博したダゲレオタイプなどの金属への印刷技術を紹介した2部。
カラー写真への変遷を紹介した3部の構成でした。
1部の紙への印刷に多くのスペースがさかれてその時代背景と写真家と開発側との関係が上手く見せられていました。
僕的には「写真」を語る時に「撮影者」「被写体」「作品」と並び、実は重要な要素ではないかと思う「道具」の話。
カメラだとか印画紙だとかその両方を工夫して撮った撮り方だったりとか
何かその辺にすごい興味のベクトルが向くのでかなりよかったです。
あれほど嫌いだったマンレイのフォトグラムにかなり魅せられ、少し好きになりました。
慣れない美術館見学でクタクタになった一日でしたが、、、
楽しかった。
「作品」という部分好きな人はイマイチかも知れませんがオススメです。